轟鉱山跡 の記録    130602


赤井川村樺立トンネル手前白井川上流一帯にあった金鉱山。
最盛期には1000人規模だったようです。

国道393号線を左折、白井川上流に沿う道に車で入り込む。
林道としては整備良好。未舗装一般道並の路面が持続。
地図に鉱山マークの付いた2つのうち下流側の「下長屋」の跡地は痕跡を確認できずに通過。
その先の分岐で山菜取り2組に遭遇。
分岐から進んで、道は一旦白井川の左岸へ渡り込む、登り切った所に通行止めがあり、歩き始める。
その先、橋の手前に沢水で土砂崩れ崩壊斜面があり、道路崩壊を危惧させる印象の場所。通行止めの原因か。

橋の架かっている場所は481.8mの三角点の断崖と流れ落ちる滝で絶景。
このあたり、地形が険しく、道路の建設維持には困難な一方で景観は良好。
橋から500m歩いて「上長屋」の跡地。
こちらも建物は跡形も無く消え失せて、敷地造成した痕跡を木立と笹薮が覆っている。
唯一、大きなコンクリート構造物が残って、大規模な鉱山があった痕跡。
「上長屋」から1.4km上流に3本の沢が1ヶ所に合流する珍しい地形。
河原面に広がりがある一方で変化に富んだ景色で、気分向上の場所。
このあたりに鉱山跡「三本股」があったらしいが、痕跡は確認できず、轟中の川の林道を遡り。

「三本股」の先も予想に反して、林道の路面は整備良好を持続。
道の途中にブルトーザーが置かれ、その先、川の脇に地図にある古い林道跡が継続も車両通行の痕跡なし。
一方、真新しい林道が分岐して斜面を登り上流方向へ続いている。
新しい林道を登って行くと、844mピークから真南に伸びる尾根を標高540mで乗り越して、盆地地形へ下っている。
途中、車で入っていた山菜取り1組と話してみると、石油会社の地熱発電所の建設現場らしい。
今回は建設現場までは行かず引返し。分岐地点まで戻って、古いほうの林道跡を確認へ再出発。
林道跡に笹は少なく歩行は容易、突き当たりは砂防ダムで、直下まで歩いて確認。本日の目的は完了。
なお、新しい林道を使えば、844mピークから、三角点「岩倉山」へは、日帰り可能と判断しました。

出発9:05 引返し地点10:30 砂防ダム11:20 帰着12:30
  轟鉱山跡の 風景写真
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