まずは林道歩き。雨天ながら泥道なし。スパッツを忘れたけれど大丈夫。
片手に傘。風がなく快適。もう片手はストック。使う場面はまだ先の谷の中と急斜面。
木々の緑は雨に潤って鮮やか。足元の花は夏の花サイハイランが目立つ。
この林道は勝納川左岸についている。詰めて、小樽峠に向かうため右岸へ渡り。(地図より手前の地点)
渡って、右岸を登り気味に少々歩いて、穴滝への登山道の入口。ここも案内標識あり。
登山道は川に沿い右岸から左岸。泥道多く、スニーカー不適。スパッツがほしい。
登山道が左岸谷斜面を遠藤山方面へ登る手前が「穴滝分岐」。ここの案内標識は大木に縛り付け。
分岐から先の道は、ほとんど沢と同レベル。詰めて行くと大きな洞窟が見えてきます。
滝は洞窟の向かって左脇。小規模ながら洞窟とのコラボレートが印象をアップ。
洞窟に入ると足元に水流が流れ込み。洞窟内を周回して沢に流れ落ちています。
戻って分岐から勝納川左岸の谷の急斜面を遠藤山を目指して登り。
雨の中、ジグの道は足元不安定。足の運びを慎重に。
登り切るとあとは延々の緩斜面。自然林の中、環境良好。
刈り分けられた広い登山路の足元は、木本中心の下草の中央に一本の踏み跡。
林床は笹が薄く多様な潅木、真夏でも涼しい気分で歩けるでしょう。
登りの途中に林道が横断。地図になく、どう繋がっているのか気になるところ。
この先しばらく進むと、大木の白樺林。笹が元気に密生。この一帯、かつて根こそぎ伐採した名残なのか。
このあたりから下草は草本に。今回目立ったのはマイズルソウ。一斉の開花で見事。
その中に良く見ると春の花の名残。カタクリの実が膨らみ、シラネアオイの実はこれから。エンレイソウは花弁が残存。
やがて道は尾根道に変化。白樺が消え、潅木と笹が混交。植生は豊か。
きつい急登もなく遠藤山。中央に一等三角点がデンと鎮座。時間的にまだ早く、人影はなし。
ここで小休止ですが、虫が群れをなして寄って来る。小雨くらいでは止められない。
虫除けを取り出すが、かまわず突進してくる元気者もおり、ゆっくり出来ずに下山でした。