竹子山の記録    07 10 21 


天気予報は西風の強風警報で日本海側は荒模様。そこで濃昼山道を中止。
内陸部なら西風の上昇気流で雲が湧くことはないと、恵庭湖周辺林道歩きを選択。
ラルマナイの滝から林道歩きで島松山方面を目指しました。
ラルマナイの滝の沢林道のゲートは開いており車走行も容易そう。
汗を流すことも目的なので、あえて、整備良好な林道も歩きます。
心配した雨は時折の小雨程度、服が濡れることはありません。
ただ、思いがけなく、カッパズボン着用正解の場所が山奥に。
川岸周辺は自然林で紅葉が真盛り。静けさの中、小さな鈴と沢の流れる音がBGM。
今回初めて一緒に歩くWさんが、普段なら見逃してしまうキノコを指して教えてくれます。

「ラルマナイの滝の沢連絡線」との分岐を通過。
残雪期、野牛山へ行く時に通った道。あの時はOさんも一緒でした。
道は徐々に川岸を登り流れは遥か下に。
見下ろすと滑床の様相。一方、山側は横に無数の亀裂の脆そうな岩。
この辺り、流水が脆い地質を削り岩盤まで掘り下げた地形。

やがて、周囲の空が広く。水音が高くなり、谷を覗くと滝があります。
滝の上流はラルマナイ川渓谷の上の台地。人工林の世界。
本日の山歩では伐採された木を貯留してある土場が3箇所。
伐採作業のためにか最近整備され、道を新しく付け替えた部分があります。
途中で、本来の林道に迷い込み30分以上の時間ロスをしてしまいました。

竹子山と島松山の分岐は鬱蒼としたエゾ松の人工林の中。竹子山方向へ
道の手入れは悪くなり、道路脇は笹が密集。広葉樹も生え出て、山道の雰囲気。
路面は一面の落ち葉ですが太いタイヤの跡が、さらに進むと道は大荒れ。
深い水たまりと泥にどうにもならず、藪に入り込んで迂回する場所も。

さらにエンジン音が聞こえ出し、進んで行くと叫び声がも、やがて、目の前にはバギー車が2台。
白人と東アジア人の二人がアップダウンと泥水を舞台に遊んでおります。
後から考えると、バギー車のタイヤをわざと空転させて、水溜りを掘っていた節がある。
追い越して、竹子山三角点。GPSで確認も石柱のありそうな場所はわかりません。
すぐに、ひどい荒れ様の道を引き返しました。

戻って人工林の中、気をつけて歩きましたが、島松山への林道は消えています。
さらに進んで、自衛隊演習場方面への林道との分岐。演習場に近寄らぬよう注意書。
直進で下りの林道へ。こちらの林道は様相が静か。路面には鹿の足跡が多数。
人間の気配の少ない人工林の台地の道。林道脇には広葉樹が自然回復。紅葉も楽しめます。
道々、紅葉の色が薄い緑のアオダモが話題に、ヤチダモとの違いなど。
渓谷に近づくにつれ傾斜が急に、雨裂が現れ。だんだん深く。
最後、渓谷への急斜面はつづら折りの下り。雨裂は相当な深さ。
反面、周囲は自然林で紅葉が見事でした。

下りきってラルマナイの滝の沢。橋はなく、くるぶし程度の水深で徒渉は簡単。
林道として使っていたころは車も直に渡ったのでしょう。
駐車場脇のゲートの前には、なんと、バギー車の一団が。
これから、あの現場に向うのか、エンジン音を立て林道を登って行きました。
ラルマナイの滝の前は三脚とカメラの群れ。駐車場は満杯。
紅葉と滝の組み合わせは絶好の被写体で、白扇の滝の駐車場も満杯でした。

入浴は駒岡保養センター450円。
町内会御一行様のバスにはパークゴルフ・食事とセットで1000円の広告。
更衣室は混雑。それでも、洗い場は空いていました。



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駐車場出発7:45 (時間ロス0:30) 分岐9:30 竹子山三角点10:00 分岐10:30 駐車場横渡渉点帰着11:30

札幌みちあるき 札幌山歩


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